花粉の季節やアトピー性皮膚炎に効果的!抗アレルギー薬の種類と正しい飲み方
[掲載日]2025/04/03 6 -

春先は、花粉症やアトピー性皮膚炎の悪化など、かゆみ、くしゃみ、肌トラブルに悩まされる方が増える季節です。
これらの症状を和らげるために頼りになるのが「抗アレルギー薬」です。
この記事では、薬剤師の視点から、抗アレルギー薬の効果的な飲み方、眠くなりにくい薬の選び方、そして目薬との併用について、分かりやすく解説します。
抗アレルギー薬とは?
私たちの体は、花粉やダニなどのアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が侵入すると、ヒスタミンなどの化学物質を放出して体を守ろうとします。しかし、このヒスタミンが過剰に放出されると、かゆみ、くしゃみ、鼻水、じんましんなどのつらいアレルギー症状が現れます。
抗アレルギー薬は、このヒスタミンの働きを抑えることで、アレルギー症状を緩和するお薬で、抗ヒスタミン薬ともよばれます。
どんな症状に効果があるの?
- 花粉症:くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど
- アトピー性皮膚炎:皮膚のかゆみ、赤み、湿疹など
- じんましん:皮膚のかゆみ、赤み、腫れなど
- その他、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎など
どんな種類の薬があるの?
症状や使用する部位によって、さまざまな種類の抗アレルギー薬があります。
- 内服薬:飲み薬で、全身のアレルギー症状に効果があります。
- 目薬:目のかゆみや充血に直接作用します。
- 点鼻薬:鼻水、鼻づまりに直接作用します。
- 塗り薬:皮膚のかゆみ、赤み、湿疹に直接作用します。
抗アレルギー薬は、症状に合わせて適切に選ぶことで、つらいアレルギー症状を効果的に緩和することができます。
2.抗アレルギー薬:第1世代 vs. 第2世代
第1世代:古くからある薬で、効果は比較的早く現れますが、眠気が出やすいのが特徴です。
第2世代:比較的新しい薬で、眠気が出にくく、1日1回の服用で効果が持続するものが多く、日常生活への影響が少ないのが特徴です。
3.第2世代抗アレルギー薬の種類と特徴
第2世代抗アレルギー薬:眠くなりにくい・持続性が高い
眠気の感じ方には個人差があります。
運転や危険な作業をする場合は、医師や薬剤師にご相談ください。
薬を選ぶ際は、ご自身の症状や生活スタイルに合わせて選びましょう。
ビラノアやデザレックスは、特に眠気を避けたい方におすすめ!
4.抗アレルギー薬の効果的な飲み方
症状が出る前から「予防的」に飲み始めると効果的
花粉症など、症状が出る時期が予測できる場合は、症状が現れる数日前から飲み始めることで、症状の悪化を抑えられます。
症状が出てから飲み始めるよりも、効果を実感しやすいでしょう。
基本は毎日同じ時間に継続して飲む
抗アレルギー薬は、体内の有効成分の濃度を一定に保つことで効果を発揮します。
飲み忘れを防ぐためにも、毎日同じ時間に飲むようにしましょう。
就寝前の服用で眠気の影響を避けられる(薬によっては朝でもOK)
就寝前に服用することで、日中の眠気を避けられます。
ただし、薬によっては朝に服用しても眠気が出にくいものもありますので、医師や薬剤師に相談して、ご自身に合った服用タイミングを見つけましょう。
その他
薬は、水またはぬるま湯で飲みましょう。
アルコールと一緒に飲むと、薬の効果が強く出過ぎたり、副作用が出やすくなったりする可能性がありますので、避けましょう。
他の薬やサプリメントを服用している場合は、飲み合わせに注意が必要です。必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
これらの点に注意して、抗アレルギー薬を正しく服用し、つらいアレルギー症状を和らげましょう。
5.アトピー性皮膚炎にも使える?
かゆみの緩和目的で補助的に使用
抗アレルギー薬は、アトピー性皮膚炎によるかゆみを緩和する目的で、補助的に使用されることがあります。ただし、アトピー性皮膚炎の治療における中心的な役割を担うものではなく、あくまでもかゆみ対策のサポートとして用いられます。
外用ステロイドや保湿剤との併用が基本
アトピー性皮膚炎の基本的な治療は、炎症を抑える外用ステロイド薬や、皮膚のバリア機能を高める保湿剤の使用です。抗ヒスタミン薬は、これらの外用薬や保湿剤と併用することで、かゆみを効果的にコントロールし、掻き壊しによる症状の悪化を防ぐことを目的としています。
抗アレルギー薬の役割
アトピー性皮膚炎のかゆみは、ヒスタミンだけでなく、さまざまな物質が関与して起こります。そのため、抗ヒスタミン薬だけでかゆみを完全に抑えることは難しい場合があります。しかし、特にヒスタミンの関与が大きいかゆみに対しては、ある程度の効果が期待できます。
長期間服用する場合は医師と相談を
抗ヒスタミン薬を長期間服用する場合は、医師と相談することが重要です。医師は、患者さんの症状や体質、年齢などを考慮し、適切な薬の種類や量を判断します。また、副作用のリスクについても説明し、定期的な経過観察を行うことで、安全な薬物療法をサポートします。
6.目のかゆみがある人にはアレジオン点眼液もおすすめ
つらい目のかゆみ、我慢せずにアレジオン点眼液でスーッと楽になりましょう。アレジオン点眼液は、アレルギー症状を引き起こす原因物質の放出を抑え、かゆみを鎮める効果があります。
アレジオン®点眼液0.05%とアレジオン®点眼液LX0.1%との違い
アレジオン®点眼液LX0.1%は、アレジオン®点眼液0.05%の2倍の有効成分濃度で、1日2回の点眼で効果が持続します。一方、アレジオン®点眼液0.05%は1日4回の点眼が必要です。
どちらを選ぶべき?
アレジオン®点眼液LX0.1%:重度の症状、頻繁な点眼が難しい方におすすめ。また防腐剤フリーの点眼薬であるため、コンタクトレンズをしている人も安心して使用できます。
アレジオン®点眼液0.05%:軽度~中程度の症状、1回の点眼で十分効果を感じる方におすすめ。
どちらの点眼液が適しているかは、症状や目の状態によって異なります。どちらを選ぶべきか迷う場合は、眼科医や薬剤師に相談しましょう。
使用時の注意点
点眼後は、しばらくまばたきをしないようにしましょう。
コンタクトレンズを使用している場合は、レンズを外してから点眼してください。
症状が改善しない場合は、眼科医を受診してください。
アレジオン®点眼液で、つらい目のかゆみから解放され、快適な毎日を送りましょう。
7. 抗アレルギー薬の市販薬と処方薬の違い
市販薬
ドラッグストアなどで手軽に購入できます。
比較的軽度なアレルギー症状の緩和を目的としています。
処方薬に比べて、一般的に有効成分の含有量が少なく、作用も穏やかです。
眠気などの副作用が現れる場合があるため、運転や機械の操作を行う際は注意が必要です。
処方薬
医師が患者さんの体質や症状に合わせて処方するため、より効果的な治療が期待できます。
市販薬よりも有効成分の含有量が多く、症状が重い場合や、市販薬で効果が見られない場合に適しています。
医師の指導のもとで使用するため、副作用のリスクを抑えながら、安全に治療を進めることができます。
処方薬は、医療機関を受診し、医師の診断を受ける必要があります。
どちらを選ぶべきか
軽度なアレルギー症状であれば、市販薬で症状の緩和が期待できます。
症状が重い場合や、市販薬で効果が見られない場合は、早めに医療機関を受診し、医師に相談してください。
また、市販薬を使用していて、効果が感じられない場合や、副作用が気になる場合も、医師に相談するようにしてください。
ご自身の症状や体質に合わせて、適切な薬を選択することが大切です。
8.【あわせておすすめ】花粉の季節の内側ケアに「アトクリア」
薬だけでは補いきれない体内環境のケアに、**サプリメント「アトクリア」**が役立ちます。
アトクリアの注目成分
K2乳酸菌:腸内環境を整え、免疫バランスにアプローチ。花粉シーズン特有の不調対策に
低分子ヒアルロン酸:体の内側からうるおいをサポートし、乾燥やバリア機能を補強
抗アレルギー薬とあわせて摂取することで…
外からのアレルゲン対策(薬)+内側からのケア(サプリ)のWアプローチで、より快適に
つらい花粉シーズンや季節の変わり目を、無理なく乗り越えやすくなる
アレルギーのつらさを「薬+アトクリア」で根本からやさしくケアしましょう。
9.抗アレルギー薬まとめ
抗アレルギー薬の選び方
眠気:
第1世代:眠気が出やすい
第2世代:眠気が出にくい(ビラノア、アレグラ、アレジオン、デザレックスなど)
目の痒み:
防腐剤無添加の点眼薬(アレジオン®点眼液LX0.1%など)を併用すると快適
ポイント
眠気を避けたい場合は、第2世代の抗アレルギー薬がおすすめです。
目の痒みには、点眼薬を併用すると効果的です。
花粉やアトピーの時期は、早めの対策と正しい使い方で、つらい季節を乗り切りましょう。
執筆者について
プロフィール
フリガナ: ワカヤマ ヒサト
名前: 若山 尚登
保有資格: 薬剤師、日病薬薬学認定薬剤師、YMAA認証マーク資格
職業: 薬剤師
経歴:薬学部卒業後、製薬会社にてMRを経験したのち、病院薬剤師へ転職。現在は病院薬剤師として働きつつ、医療ライターとして医療・薬に関わる記事の執筆に取り組んでいます。
自己紹介: 自身の経験を生かした幅広い視野で、医療の現場を伝えていくことがモットーです。薬剤師としてだけではなく、一医療人として人々の健康に役立ちたいと日々勉強に励んでいます。